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(2006/07/29更新)
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Yonda?への
四捨五入 編

1999/7/26〜10/2

31 つめたいよるに (江國 香織)
数ページの話を集めた短編集。好きな話はたくさんあるけど、中でもツボだったのは「デューク」ですな。初期の幽○白書を思わせるような感じ(どんなだ?)の、お約束どおりの展開がなんともいえず、良いのですよ。あと、おじいちゃんおばあちゃんの出てくる話にも弱いらしい。
◆◇◆
32 光射す海 (鈴木 光司)
裏表紙のあらすじには、なんだかミステリーらしいことが書いてあるのだが、ジャンルなどあってないようなもの。ともかく病院とマグロと確率の話。
えらく深刻な問題が、お母さんの爆弾発言によって笑い話になるあたりがイカス。
◆◇◆
33 楽園 (鈴木 光司)
ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。アニメになってテレビで放送したのを見た覚えあり。赤い鹿がきれいでござった。鹿が印象的なのは小説も同じ。っていかこっちが基か。
モンゴルから出発して、陸路と海路からアメリカ大陸に1万年かけてたどり着く話。かなり語弊あり。でも嘘じゃない。
◆◇◆
34 淋しい狩人 (宮部 みゆき)
連作短編集。これは現代物のミステリーですな。古本屋の店主のおじいちゃんとその孫が探偵役。事件はみんな本にまつわるもの。結構陰惨な事件が多いんだけど、おじいちゃんと孫のボケとツッコミを見てると、ほのぼのとしてしまう。
しかしなんだね、本に落書きをしちゃイカンよ。
◆◇◆
35 こうばしい日々 (江國 香織)
う〜む、どういう訳だか、ちっとも内容が思い出せないのでござる。そんなに長くない話なのに、えらく細切れな時間で読んだからね。でも思い出せないってことは、つまらない話でもなかったということだね。それならそれで覚えてるはずだから。
◆◇◆
36 スキップ (北村 薫)
17歳の女子高生が、目がさめたら42歳のおばさんになっていた話。泣こうが喚こうが、過去からお迎えが来るわけではないですからねぇ、大変だ。細かいところで「ああ、なるほどね」と思わせる描写があったりして、私的にはかなりヒット。しっかり地に足をつけたお話となっております。
◆◇◆
37・38 時のかなたの恋人 (J・デヴロー)
SFっすね。気が付いたら400年分タイムスリップしていた人たちのお話。400年は大きいですね、カルチャーショックが。400年前から現代に来るにしても、現代から400年前に行くにしても。
どうでもいいけど、同じ厚さの本に比べて、この本ってば100円ほど割高なんですけど、どうして?
◆◇◆
39 夜間飛行 (サン=テグジュペリ)
実は海外の作品って嫌いで、なんで嫌いかっていうと登場人物の名前が覚えられないのと、日本語としてこなれていない訳文が、読みにくくてしかたがないってのが2大理由。人物が多いのに巻頭に人物紹介がついてなくて、あまりに不自然な日本語になってたりすると、もうだめ。内容がどうだという以前に、読むのが苦痛になってくるのだな。残念ながら。
◆◇◆
40 初ものがたり (宮部 みゆき)
連作短編集。34のものと違って、こっちは時代物。捕物帖ですな。事件は鰹、白魚、桜などなど、初ものにまつわるもの。それぞれの話がちょこっとずつ絡み合っていて、全体としてひとつの話のようでもありまする。でも、どうみても途中なんだよね。いやはや、休刊・廃刊って恐ろしいものです。いつかどこかで続きを書いてほしいっすね。

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