11・12 団欒 (乃南 アサ)
共犯者にするなら,やっぱり家族。自分に利はなくとも害がおよぶのは目に見えてるから,惜しみなく協力してくれるはず。でもって,間違っても敵にまわしちゃいけないのも,やっぱり家族。他人じゃないから情け容赦がない。そんな話。 |
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13・14 トリエステの坂道 (須賀 敦子)
戦後すぐ(!)にイタリアに留学して,結婚した著者の,向こうでの家族の思い出をつづったエッセイ,かな?えらく品の良い文章を書くおばあちゃんだなぁと思ったり。表紙の見返しにある著者の写真も,”品の良いおばあちゃん”っぷりを遺憾なく発揮しているのであるよ。 |
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15・16 こんなものを買った (原田 宗典)
買い物日記。合計72個の品物について,ひたすらユーモラスに,とにかくばかばかしく,ときにはトホホに紹介されるという,まさに脱力もののエッセイ(注:褒めてます)であった。わたし的にはかなり好きだったりする。 |
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17・18 村上春樹 河合隼雄に会いにいく
(河合隼雄・村上春樹)
作家のと心理学の先生の対談集。この対談の時期ってのが村上春樹が「ねじまき鳥クロニクル」を出したあとだったらしく,この本の話題が頻繁に出てくるのです。一応,脚注がついてるんですが,何のことだかさっぱり分からん。
・・・だから井戸ってなんなのさ・・・。 |
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19 ねじまき鳥クロニクル 第1部泥棒かささぎ編(村上 春樹)
上の対談集でさんざん話題になっていたこの本,本屋に行ったらすぐに見つかったので買ってみたという。
3部構成の1冊目で,「う〜ん,まだまだ序盤」ってとこ。先が見えないから続きが気になるのでござる。で,再び本屋に駆け込んで,2部と3部を購入。 |
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20・21 ベットタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨 (山田 詠美)
著者の初期短編集らしいです。
なんか,ワタシにはちょっと苦手な感じ。文章とか,内容とか。この著者の他の本はどうかわからないけど。 |