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(2006/07/29更新)
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Yonda?への
六尺七寸 編

1999/12/24〜2000/1/29

51 小さな悪魔の背中の窪み (竹内 久美子)
カッコウの托卵。孵った雛が最初にとる行動を目撃してレポートを最初に書いたのが、種痘法で有名なジェンナーさんだった。という豆知識がこの不思議なタイトルの由来になってます。
日本女性は世界でも有数の血液型占い好きなわけですが、果たして血液型は本当に性格に影響を及ぼすのか、というのがテーマのひとつ。科学的根拠、とか面倒くさいことは抜きにして、読み物として楽しめます。
◆◇◆
52 アクアリウム (篠田 節子)
なんていうか、ジャンルが良く分からないお話ですな。まぁ、そんな小さいことは気にするな、ということかしら。
冒頭は冒険小説かな?というかんじ。次にSFとミステリーが混ざったかんじ、で、環境問題やら行政やらを扱った社会派に変化して、最後はハードボイルドか?
ワタシ的には、例のスナメリもどきに触る気が知れん。ぶるぶる。
◆◇◆
53 異人達の館 (折原 一)
叙述ミステリー。
二度読んでいるはずなのに、相変わらずだまされている。ん〜、ダメすぎ。
なんていうか、お母様最強!!ってかんじ。ラストとか、ものすごいノリノリでお仕事してますし。こんなお母様を持ったら、そりゃあ息子はやさぐれるよね。
◆◇◆
54 私はそれを我慢できない (鷺沢 萠)
これを読んでいた当時は、まだご存命だったのよね…合掌。
いろいろな媒体で書いたエッセイのうち、怒っているものだけを集めた本、ということです。怒りのポイントが、「あぁ、それは分かるよ」というのもあれば、「あんた、それは沸点低すぎ…」というのもあり。毒舌、というのはないので、怒りネタだけど読んでいて嫌な気分にはならないです。
◆◇◆
55 クラインの壺 (岡嶋 二人)
簡単に言うと…朝、起きてご飯を食べて身支度まで整えたつもりだったのに、実はそれは全部夢で。で、今度は目が覚めたのに、現実感がないというか「あれ?今ご飯食べたのに、何で寝てるの?」とか思って混乱すること、ないですかねぇ?
そんなかんじです。
◆◇◆
56 未来いそっぷ (星 新一)
「新潮文庫20世紀の100冊」シリーズの中の1冊(1971年)。
日本のSFの草分的存在で、ショートショートの達人。まったく、どこからそんなにアイディアが出てくるんでしょうねぇ。ハズレがないところが恐ろしいです。
どうでもいいけど、上の「クラインの壺」もこの本も、解説が新井素子だった。あら、偶然。
◆◇◆
57 わがモノたち (原田 宗典)
こどもの頃からおとなになるまでの間に買ったり買ってもらったりしたモノにまつわる思い出とか。なんか、「カラーテレビが導入されたとき」というのは、この年代の方にとっては画期的なことであったようで、いろんな人が書いてますよね。
以前読んだ本(15・16 こんなものを買った、50 買った買った買った)と同じシリーズかな?と思ったのですが、ちょっと毛色が違うみたい。
◆◇◆
58 アンチノイズ (辻 仁成)
「音の3部作」の1作目。ワタシは「あぶない恋フェア」の時に買ったので、真っ赤な口紅に黒い目隠しというなんともいえない妖しい姿のYonda?君が描かれた帯が付いてます。Yonda?君って、男の子じゃなかったっけ?
「雑草という名の植物はない」と言ったのは昭和天皇ですが、雑音という名の音もないのかもね。
◆◇◆
59 モニカ (坂本龍一・村上 龍)
音楽家・坂本龍一がみた夢をモチーフに、小説家・村上龍が原稿用紙わずか4枚の短編を仕立てる、という趣旨の短編集。
なにせ夢の断片なものだから、支離滅裂だし奇想天外だし摩訶不思議なモチーフが提示されるわけですよ。シロウトならその夢のストーリーをそのまま文章に起こしたくなるところですが、そこは村上龍。「こんな風に料理しますか…」と唸らされます。お見事。
◆◇◆
60 ダレカガナカニイル… (井上 夢人)
55の「クラインの壺」を最後に著者の岡嶋二人がユニットを解消(その名のとおり、2人で書いていた)。1人になって再デビューした作品がこちら。SFの要素を多分に含んだミステリーです。
ミステリーということでネタバレをさけつつ、一言。
宗教って怖いわ…。

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